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2020年11月6日金曜日

韓国のウスカワマイマイ類 6Nov2020

以前話を聞かせてもらっていたんだけれど、メデタク出版の運びとなったようだ。

Biogeography of land snail genus Acusta (Gastropoda: Camaenidae): diversification on East Asian islands https://doi.org/10.1016/j.ympev.2020.106999

台湾のグループが行った、ウスカワマイマイ類に着目した生物地理学的研究。


日本産のものでも判ったことがある。オキナワウスカワマイマイ Acusta despectaの亜種にされることが多いウスカワマイマイ Acusta sieboldtianaが、実はオキナワウスカワマイマイと最近縁であるわけではない、ってこと。オキナワウスカワは台湾から来た、一方ウスカワは(多分)半島から来たってカンジかな。あと、Acusta redfieldiという種も分布している、ということだが・・・・。


今は韓国産のものです。西日本産のも解析されていませんが、朝鮮半島産のも欠けているようです。

前回、韓国でカタツムリとして認知度が高いのはウスカワマイマイだとしましたが・・・・Acusta redfieldiなのかな・・・・?いづれ形態やDNAを精査したいところです。


2020年1月26日日曜日

日本のイボイボナメクジ類 26Jan2020

日本産イボイボナメクジ類 Rathouisiidaeに関する論文が出版されました。
Phylogenetic position of the Japanese land slug genus Granulilimax Minato, 1989 based on preliminary analyses of mitochondrial and nuclear genes

イボイボナメクジ Granulilimax fuscicornis は、記載時には Philomycidae(ナメクジ科:ナメクジ・ヤマナメクジ等が含まれる科)として扱われました。この記載論文には英語の説明があります。

後ほど、イボイボナメクジは Rathouisiidae(ホソアシヒダナメクジ科)という全く系統の異なる科に移されました。この変更を行った論文には英語の説明はありません(というか日本語でも本文中にまともな説明は見受けられません)。

するとどうなるのか?

当然、世界的には、イボイボナメクジはPhilomycidaeだよね、という認識のままです。
軟体動物の分類データベースであるMolluscaBaseでもそうです(as of 26 Jan 2020)。


イボイボナメクジをRathouisiidaeとして話を進めている私の論文を査読するのは誰か?海外の研究者です。すると、勝手にイボイボナメクジをRathouisiidaeに移すな!と指摘されるのです・・・・。

・・・・。

本当は琉球諸島のいくつかの島で採集されたサンプルを用いてストーリーを作っていたのですが、「イボイボナメクジはPhilomycidaeじゃないですよー」という論文をわざわざ書くことになりました。

多クノ時間ヲ無駄ニシタ気ガシマース。

韓国のイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類) 29Jan2021

韓国で初めてイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類)が記録されたよ、という報告文がBiodiversity Journalにて出版されました。 Note on occurrence of the land slug family Rathouisiidae Heude, 1885...