2019年11月27日水曜日

恋矢の話 27Nov2019

先日、Jタウンネットさんのカタツムリのラブダートに関する記事作成に協力させて頂いた。ツイッターで恋矢の話が盛り上がってたことが記事作成のキッカケのようだったが・・・・?その時は良く知らなかったが、時間が取れたので、ちょっと恋矢に関するツイートを見てみた。

色々あって面白い!

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https://twitter.com/99728hk/status/1195655697851019264
個人的に一番すきポイントはペニスに相当する部分を「恋矢」って表現するとこね
ちな相手に恋矢を刺すことをダートシューティングっていうらしい
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やっぱどうしても恋矢=ペニスということになっちゃうんだよね。ペニスを男性生殖器という意味で使ってるならいーけど、精子放出部位として使ってるなら間違ってるんだよね。

まあ細かい話か。


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https://twitter.com/nalmaz/status/1196059399581655040
雌雄同体で恋矢突き刺し合戦するのは日本のそこらへんにいるナメクジも同様なんですけどね
生むほうが寿命縮むからお互いに「お前が産め」「いやお前が産めよ」というなんとも言えない争いが発生する
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海外には恋矢持ってるナメクジはいるけど、日本では今んとこ見つかってないんじゃないかなー。


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https://twitter.com/uncountablenow/status/1193835124351070208
雌雄同体でも「産むコスト」を避け「産ませる戦略」を取るのか…これがどこかで雌雄分化するなんてことはあり得るんだろうか。

変異として「産ませることに有利な個体(強力な恋矢を持つことによる産む産ませるのバランスの個体間での不均衡)」が一定数出てきたときに、どんな進化があるか?しかしそもそも恋矢自体「産ませる」ために進化した形質と思われるので、結果的にはそれが雌雄分化につながるようなことはなかったのか。

いや、恋矢が単純に精子の消化を阻害するために進化したのだとしたら、それ以前に精子を消化する能力があったことになるけど、それだと全カタツムリが精子を消化して絶滅だよな……精子の消化を阻害する物質はもともと自分で持っていたとか?さらに恋矢本体は別の機能からの転用とか?
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ウェルカム


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https://twitter.com/eromuzyoolt/status/1195338279714902016
カタツムリって恋矢っての持ってて、自分に注がれた精子を他の雌役に渡さないように相手を刺し殺すって聞いた。エモくね?
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emo


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https://twitter.com/totohohonoho/status/1193858363311812609
命名多彩な昨今、日本のどっかには「恋矢」さんがいると思われるから、ご本人の由来はどうあれ、微妙な気持ちなんだろうな
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確かに。お名前の場合は「れんや」さんでしょうか。恋矢の研究者を代表してお詫び申し上げます。微妙な気持ちにさせてしまい申し訳ありません。


2019年11月11日月曜日

韓国・カゴ島(可居島・Gageodo Island)のカタツムリ 11Nov2019

今年、カゴ島という韓国の南西部にある小さな島で調査を行いました。恐らく非海産貝類の調査は初です。海産貝類のリストも見つからないので、行われてないのかもしれません。

一通り陸貝相は把握できたと思いますが、リスト化より先に、着目すべき種を切り分けて公表することにしました。

1つ目として、韓国で記録のなかったOtesiopsis レンズガイ属の発見報告がBiodiversity Data Journalに掲載されました。
https://bdj.pensoft.net/articles.php?id=46984&journal_name=bdj



保全の方も行政の担当者さんと話さないといけないですし、韓国南部の島とかにも分布しているか調査してみないといけません。

韓国のイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類) 29Jan2021

韓国で初めてイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類)が記録されたよ、という報告文がBiodiversity Journalにて出版されました。 Note on occurrence of the land slug family Rathouisiidae Heude, 1885...