2019年8月8日木曜日

韓国・鬱陵島(ウルルン島)のカタツムリ 8Aug2019

ウルルン島に分布するカタツムリと淡水の貝類をまとめた論文が出版されました。

An updated checklist of land and freshwater gastropod fauna on Ulleung Island, South Korea
https://bioone.org/journals/American-Malacological-Bulletin/volume-37/issue-1/006.037.0104/An-Updated-Checklist-of-Land-and-Freshwater-Gastropod-Fauna-on/10.4003/006.037.0104.short



2018年の調査で、6種が新たに記録されました(図はそのうちの1種)。少なくとも1種は在来種、2種は移入種だと考えられます。しかし、既に記録されていた30種のうちでは、8種しか生体は確認できませんでした(2019年の調査で更に数種確認できました)。

一人で調査できる範囲は限られているとはいえ、陸・淡水産貝類にとっての生息環境は悪化している感が強いです。なるだけ早く島内の現状把握をし、情報提供等で保全に繋げたい所です。

2019年8月1日木曜日

韓国・干潟の貝類 01Aug2019

韓国の西海岸、黄海側には広大な干潟がある。残念ながら、セマングム 새만금 Saemangeum みたいな干拓されてしまった場所も多いけど。

せっかくだし、干潟を少し探索してみた。


クリイロカワザンショウ類 Angustassiminea sp.
アズキカワザンショウかなって種類 Pseudomphala cf. miyazakii
ヒラドカワザンショウかなって種類 Assiminea cf. hiradoensis
少なくとも3種のカワザンショウ類が見つかった。

韓国の干潟の生物相に関する論文を探してみたが、あんまりない?のか見つからない。岩礁性の海岸に関するものはそれなりにあるんだけどな。

調べてる際
「藤前干潟のかにくん日記」にて、日韓こども湿地交流なるものを行っていることを知った。楽しそう。 
https://ameblo.jp/ume3535/entry-12482244113.html?frm=theme
でも、それに関するブログポストは2012年が最後みたいなので、今は行われていないのかな?

今後も干潟調査の機会を作っていければいいな。セマングムとかスンチョン 순천 Suncheon とかも見てみたい。

韓国のイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類) 29Jan2021

韓国で初めてイボイボナメクジ類(ゴマシオナメクジ類)が記録されたよ、という報告文がBiodiversity Journalにて出版されました。 Note on occurrence of the land slug family Rathouisiidae Heude, 1885...